ぎっくり腰は急に腰が痛む症状。原因不明のことが多いのですが、背景に腰の筋肉を縮めている生活があります。
再発を防ぐには、腰やその周辺の筋肉を鍛える体操とともに、腰に負担をかける生活の改善を心がけましょう。
- ぎっくり腰とはどういうものか?
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ぎっくり腰というのは、実は正式な病名ではありません。
日常的な動作をきっかけに、急にギクッとした感じのショックを受けて腰が痛くなる(筋肉がつったような痛み)状態を俗に“ぎっくり腰”と呼んでいます。病院に「ぎっくり腰みたいです」と訴えてきた人の腰をレントゲン撮影してみても、ほとんどが骨の異常は見られず原因不明というケースが多いそうです。
ぎっくり腰は「急性腰痛性」とも呼ばれますが、実態は、腰の軽い捻挫や軽度の脱臼、炎症などであり、腰の部分の左右の筋肉の緊張具合に差があり、押してみると痛い場所がはっきりしています。
<<どんなとき?どんな人に起こる?>>
ぎっくり腰は、20代後半以降の人に多く、特に男性によく起こります。
引き金になる動作は、物を持ち上げようとして腰を反らしたときが一番多いのですが、日常的なごく軽い動作、たとえば朝の洗顔、寝ているときの寝返り、あるいは誰かに呼ばれて振り返った時、落としたものを拾う時、くしゃみをした時などの、ちょっとした拍子におこることもあります。
<<腰に負担がかかる習慣を見直そう!>>
ぎっくり腰の原因は良くわかっていないものの、腰の組織のどこかに捻挫や脱臼、小さな断裂などの障害が起きて、そのために痛みが起こり、痛みに耐えようとして筋肉が反射的に緊張し、それがかえって痛みを増すという悪循環が起きているのではないかと考えられています。
〜実は腰に負担がかかっています。こんな癖、ありませんか?〜
- 筋肉労働や運動疲労がたまっている
- 座る姿勢、立ち姿勢や眠る姿勢が悪い
- 家事を含む作業姿勢に問題がある
- 同じ姿勢を長時間続けている
- 腰の筋肉のケア不足
- 重なるストレス、冷房の効き過ぎ、冬の寒さ
- 肥満、妊娠、出産、育児
- ぎっくり腰になったらどうしたらいい?
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ぎっくり腰になったなら、一番楽な姿勢で安静にしていることが大切です。横向きでひざと腰を曲げて寝ると腰への負担が軽く楽になります。
ぎっくり腰の痛みは身体を動かさずに寝ていれば、7〜10日ぐらいで軽くなるのが普通。痛みがひどくなったり、まったく軽くならない場合は、ぎっくり腰以外の可能性もあるので、医師の治療を受けましょう。
また、十分に治療しておかないと、後で再発したり、癖になったりすることがあります。
- ぎっくり腰の再発はどう防ぐ?
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ぎっくり腰の痛みが和らいできたら少しずつ軽い運動を始めます。
1.腰痛体操・・・ひざを立てての腹筋運動や、ゆるやかな背筋運動、骨盤回しをします。
2.生活の中で気をつけること
- 立つときの姿勢 : 両足同じように重心をかけるようにします
- 家事をするとき : 片足を台に乗せるなどして、なるべく腰は曲げずに伸ばすようにします。
- 洗面台で : 低すぎる洗面台は意外に多いもの。腰は曲げずに伸ばすよう工夫しましょう。
- 腰にかけるときの椅子 : ソファーなどの柔らかい椅子は腰に負担をかけます。
- 寝るとき : うつ伏せはさけましょう。ふわふわのベッドや布団よりも固めの布団が腰に負担をかけません。
- 物を持つとき : 手だけで物を持とうとするのはやめましょう。まずは腰をかがめ、物に腰を引き付けしっかり持ってひざを伸ばして立ち上がります。
- スポーツ : 瞬発力とひねりの動きを必要とするものは腰の負担が大きくなります。
- ♪ ぎっくり腰とまちがえやすい病気に気を付けよう ♪
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自己診断で「ぎっくり腰だから安静にしていれば治るだろう」と思っていたら、実は症状は似ていても別の病気だったということがあります。ぎっくり腰にしてはちょっとおかしいと思ったら、できるだけ早く、医師の診察を受けましょう。
- 椎間板ヘルニア・・・ぎっくり腰と同じ急性の腰痛で始まります。椎間板ヘルニアは腰の下のほうが痛み、片側の足のしびれや痛みを伴います。
- 腰椎の骨折・・・骨粗しょう症などをはじめとする病気で骨がもろくなっているとき
- その他の疾患・・・急性膵炎、尿路結石、尿管狭窄症など多くの内科、外科の病気がぎっくり腰と似た症状を表します。
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