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第14回 冬の上手な冷え性対策

「冷え性」の原因として、「自律神経の乱れ」や無理なダイエットによる「エネルギー不足」などが 考えられます。
冷え性の原因と対処法について紹介します。 。

冷え性の原因 〜自律神経の乱れやダイエットによるエネルギー不足〜

冬になると、手足の先が極端に冷たくなり、温めてもなかなか温まらないという人がいます。このような「冷え性」の人は、これまで一般に女性に多いと言われてきましたが、最近は中高年の男性でも冷えを感じるという人がいます。

手足の先が冷たくなるのは、指先まで十分に血流が行き届かないためですが、その原因として、「自律神経の乱れ」「無理なダイエットなどによるエネルギー不足」「糖尿病などによる末梢神経障害」などが考えられます。

自律神経の乱れ

「自律神経」は、心臓などの臓器の働きを調整したり、体温を調整するなど、意思とは関係なく働いている神経です。自律神経には、主に活動時に優位に働く「交感神経」と、主に休息時に優位に働く「副交感神経」があります。それぞれが優位に働いているとき、身体の機能は次のようになります。
【交感神経】発汗促進,血圧上昇,心臓を早く動かす,血管収縮 etc
【副交感神経】発汗抑制,血圧下降,心臓をゆっくり動かす,血管拡張etc
ところが、活動時に交感神経が十分に働かなかったり、逆に休息時に副交感神経ではなく、交感神経が優位に働くなど、「自律神経の乱れ」が生じることがあります。

自律神経は、末梢の神経や血流もコントロールしています。外気温が下がり、指先などがひえると、交感神経は手足の先などへの血流量を増やして温めようとします。しかし、自律神経が乱れていると抹消への血流量が増えず、冷えたままの状態になるわけです。

自律神経が乱れる理由

1.ストレス
ストレスを感じると、情動を司る中枢神経に負担がかかります。脳の中の情動を司る中枢神経と自律神経を司る中枢は近い部分に位置するので、情動を司る中枢に負担がかかると、近くの自律神経を司る中枢も影響を受けて自律神経に乱れが生じることがあるのです。

2.器質的な障害
脳出血や脳梗塞などの脳血管障害により、脳に何らかの障害が起こると自律神経が正常に機能しなくなることがあります。自律神経を司る中枢に障害がおきているので、その指令が適切に末梢神経まで伝わっていないのです。

無理なダイエットが原因で冷えることも

身体を温めるためのエネルギーが不足することも、冷えの原因になります。例えば、食事の量を極端に控えるダイエットを続けていると、当然エネルギーは不足します。血液で運ばれるエネルギーは、脳や内臓などの身体の重要な部分に優先的に配分されるので、摂取エネルギーの量が不足すると、身体の末端までエネルギーが届きにくくなるため、手足が冷えるのです。

糖尿病などによる末梢神経障害

「糖尿病」の合併症が進行すると、細い血管や自律神経を含めた末梢神経の動きが低下します。すると神経の働きが鈍くなったり、血流の調整が悪くなったりします。そのため、手足の先に必要な血流を確保できなくなったり、冷えているという状態が起きてしまいます。



冷え性の対処法 〜原因となる自律神経の乱れを正し、きちんとした食生活を心がける〜

冷え性に対処するには「自律神経の乱れを正す」「規則正しい食生活をする」「ストレスの少ない生活を送る」などを心がける必要があります。

自律神経の乱れを正す

自律神経の乱れを正すには、交感神経と副交感神経の働きをそれぞれ活発にすることが大切です。そのためには「動的な状態にある」「静的な状態にある」ということを身体にはっきりと自ら認識させることが必要です。

適度な運動をする

日中は軽い運動をして身体を動かし、夜はきちんと休息をとるようにして生活にメリハリをつけましょう。

入浴の工夫

湯にゆっくりつかっていると副交感神経が優位になります。湯上りに水シャワー(20度程度)などをあびると交換神経が刺激されます。このような刺激の繰り返しによって自律神経が活発になります。

生活にリズムを

毎日同じ時間に起き、夜同じ時間に就寝することによって、そのリズムを身体に教え、自律神経の乱れを起こしにくくします。

規則正しい食生活を心がける

エネルギー不足から冷え性を起こさないためには、年齢や性別にあった一日の推定エネルギー必要量を満たすことが必要です。だからといって、1日の必要量を夕食だけで摂るようなことはせず

・一日分の推定エネルギー必要量を3食に分けて均等に摂ること。特に朝食はきちんと摂る習慣をつけること。
・ 毎日同じ時間に摂取すること。

心にゆとりを

ストレスは自律神経の乱れに影響を及ぼします。社会生活ではストレスがあることは避けられないので心にゆとりをもち、日常生活のなかで、ほっとする時間をみつけることが大切です。



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