呼吸は心とからだの健康に影響を与える大切なものです。
正しい呼吸法を身につけていれば、その不調を改善できることもあるのです。
今回は、正しい呼吸でリラックスする法を紹介します。
呼吸とは
呼吸とは、からだが健全に機能するために行われるものです。本来、ごく自然に無意識のうちに行われます。ただし、ストレスのあるときなどには、間違った呼吸が身に付いてしまい、酸素と二酸化炭素の適正なバランスが取れなくなることがあるのです。
例えば、胸の上部だけで、浅い呼吸をしていることがあります。このような悪い呼吸法により、ぜんそくや偏頭痛などの不調が引き起こされます。さらに、中枢神経にも影響を及ぼして、不安感や抑うつ状態がともなうこともあるのです。
ストレスが多く、あわただしい現代の生活環境によって、呼吸法が変わってきているのでしょう。人は、怒りを感じれば胸を突き出し、打ちのめされたときには肩を落として前かがみの姿勢になります。このように、からだにゆがみが生じると、横隔膜が正常に動かなくなるのです。
呼吸法をマスターする
正しい呼吸法を身につけるには、根気が必要です。そして、1日に2〜3回、数分間は、正しい呼吸法の練習をするようにすすめています。立って行っても、座っていてもかまいません。背筋を伸ばして、目を閉じます。そのまま数回、深くゆっくりと呼吸して、緊張をほぐします。
息を吸い込む時には、肋骨(あばら骨)の下部が広がる様子をイメージしましょう。息を吐き出す時には、自然に行って構いません。ポイントは、胸郭(胸部の骨格)の下のほうまで使って呼吸することなので、息をたくさん吸い込む必要はありません。このような練習を少し繰り返せば、正しい呼吸法が身に付きます。
正しい呼吸法の練習では、はじめは、めまいを感じることがあるかも知れません。でも、すぐにおさまるはずです。今回紹介する呼吸法を行えば、ストレスがやわらぎ、健康にも役立ちます。ぜひ、やってみてください!
呼吸法をチェック!
適切な呼吸ができているかどうか、調べてみましょう!
両手を腹部の両脇にある肋骨の下部に当て呼吸します。息を吸い込む時に、肋骨の下がわずかに広がるはずです。もし、胸の上部しか動かなければ、正しく呼吸できていないことになります。呼吸法の練習をしましょう!
安眠をもたらすスイレンの花
不眠を改善し、心地よく眠れるようになるための呼吸法です。胸の前でスイレンの花が開いたり閉じたりする様子をイメージしながら行います。
- 胸の前で両手の付け根をくっつけて、指先を向かい合わせ、親指同士は触れ合うようにします。そして、ゆっくりと息を吸い込み、ゆっくりと静かに吐き出しましょう。
- 両手の付け根を合わせたまま、すべての指先を開いていきましょう。この時にも、ゆっくりと息を吸い込み、吐き出します。同時に美しく清らかなスイレンの花が開き、水面におだやかに浮かんでいる様子を思い描いてください。
- 指先と親指を近づけて、元に戻します。この時には、夜になって花びらが閉じる様子を想像しながら、息を吐き出して終了します。
不安に襲われたら…
不安に襲われて、気持ちが動揺してきたら、以下を参考にしてください。極度のパニック発作を防ぐことができます。
- 床に正座して、両手を背後で組みます。息を吸い込みながら両手を後方に離していき、頭はゆったりと軽く反らして胸を広げましょう。
- 息を吐き出す時には、頭とからだを軽く前に曲げ、背後で両手をできるだけ上げていきます。無理のない程度にゆっくりと、なめらかに行いましょう。
気分が落ち着くまで、これらを数回繰り返してください。
いつでもどこでもリラックス
静かな場所で呼吸をととのえることができない場合もよくあります。そのようなときには、特に吐き出す方の息に意識を集中して、ゆっくりと落ち着いて呼吸しましょう。そうすれば、呼吸が安定し、不安も薄れていきます。
頭痛のときにも、呼吸が乱れていることが多いのです。そこで、呼吸をととのえて、頭痛を和らげる方法を覚えておきましょう!
- 両腕を肩の高さまで上げます。指を、額の中央と指先どうしがそれぞれ触れ合う位置に当てましょう。そして、息を吸い込みながら、額に当てた両手の指先を、両脇のこめかみに到達するまで、引き離していきます。
- 息を吐き出す時には、最初の額の中央の位置まで、ゆっくりと指を戻していきます。その際、指が触れ合う感触と安らぐ感じに、しっかりと意識を集中します。
痛みが和らぐまで、繰り返しましょう!
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